「ウズラ糞肥料工場」

ウズラ糞肥料工場

ここでは、ウズラ糞の発酵肥料製造工場の様子を見ていきます。ウズラのフン肥料は窒素を多く含む優れた肥料効果があります。取材先は、愛知県豊橋市にある「豊橋養鶉（ようじゅん）農業協同組合」です。この組合では、１３の養鶉農場が加盟し、加工場や肥料工場を共同化して効率よくウズラ卵製品を製造、出荷しています。

（＊2003.02.15取材）

① 水分調整と１次発酵

組合員の各養鶉場（ようじゅんじょう）から専用の
トラックにより運び込まれたウズラのフンは、まず、
水分調整のための自然乾燥と１次発酵が行われ
ます。

② ２次発酵工程

切り返し（攪拌）と熟成の繰り返しによる発酵処理
により、７０％あった水分を２３％にまでします。

写真に写っている湯気は、発酵時に発生する熱で
水分が蒸発しているものです。

③ コンポスト処理工程

より優れた肥料効果を持たせるため、コンポスト
処理（混合熟成処理）をこの装置で行います。

④ ペレット化工程

使いやすい肥料形状とするためのペレット化を行う
マシンです。
このマシンにより、小さな円筒形のペレット状になり
ます。

⑤ ペレット化工程後の肥料

ペレット化工程を終えた肥料です。臭いはほとんど
残っていません。
ペレット状にすることで、使いやすくなります。

⑥ バラ製品出荷用倉庫

この工場では、袋入りの肥料製品と大口需要家
用のバラ出荷製品があります。

写真に写っているのは、バラ製品の出荷用倉庫
です。

⑦ 袋詰め肥料製品

袋詰めの荷姿で出荷される肥料製品「クエイル有
機」肥料です。

ウズラのフン肥料は窒素を多く含む優れた肥料効
果があり、速効性もあるといわれています。