*フレッズ新工場



フレッズ新工場(その1)


・平成18年9月19日に広島市安佐南区にある鶏卵と鶏肉販売の大手である(株)フレッズの新工場の見学が実現しました。(*2006.10.01追加)
・ここでは、衛生管理を徹底したHACCP対応の新工場の内部について見ていきます。


@ 新工場外観(その1)





広島市中心部の郊外にある「西風新都」の工業流通
団地(広島市安佐南区)に平成17年4月に竣工した
フレッズの本社 新工場外観です。

この本社 新工場は、敷地面積1,880坪、建物面積
693坪、延べ床面積950坪の鉄筋構造2階建てとな
っています。

ここでは、食鳥部の鶏肉加工ならびにパッキング、鶏
卵部の卵焼きを主体とした鶏卵加工センターと配送セ
ンターの施設、機能を完備しています。



















A 新工場外観(その2)






この新工場は、衛生管理を徹底したHACCP対応の卵
とブロイラーの完全分離型加工工場です。

写真@は、たまご関連の搬入/搬出口、この写真Aは、
鶏肉関連の搬入/搬出口です。

内部は卵とブロイラーの設備が完全に分離されており、
従業員食堂やトイレなどもそれぞれ別に設置されていま
す。




















B 原卵保管庫







この工場で製造している「だし巻きたまご」などの原
料(原卵)冷蔵保管庫の様子です。

(*2Fの見学通路より窓越しに撮影)
























C だし巻きたまごのパッキング工程







だし巻きたまごのパッキング工程の様子です。

(*2Fの見学通路より窓越しに撮影)

























D 工場出入口







工場出入口です。
卵とブロイラーの完全分離型加工工場であることから、
この反対側にも同じ出入口がもう1つあります。

それぞれにロッカールーム、手洗い洗浄設備、エアー
シャワー室などが設置されています。
食堂や休憩室、トイレも完全分離されています。





















E エアーシャワー室







工場内部に入るためには、ロッカールームで専用の
服に着替えた後、このエアーシャワー室で一定時間
のエアーシャワーを浴びて、外部からの埃等の侵入
を防ぎます。
























F 原卵保管庫(その1)







この工場で使われる原料卵の冷蔵保管庫内の様子
です。


























G 原卵保管庫(その2)







フレッズの主力製品であるたまご「ちよだの里」です。



























H 割卵工程






「手割り」による割卵の様子です。
ここで割卵されたたまご(液卵)は、だし巻きたまご
の原料となります。


























I 味付け工程







写真Hで割卵されたたまご(液卵)に味付けをしてい
る様子です。

製品により異なった味付け(寿司用たまごは甘め)が
されます。























J 自動焼成機(全景)






「だし巻きたまご」を連続して焼き上げる自動焼成機
の全景です。
熱源がガス方式の自動たまご焼き焼成機です。
(全自動連続型)

このマシンは、全長が約8.5m、幅が約3.8mあり、
1時間に800本の厚焼きたまごを製造できます。






















K 自動焼成機(液卵供給部)







液卵タンクから送られてくる液卵が一時的に溜まり、
焼成皿(焼くための鉄製の四角い皿)に流し込むた
めの装置です。

























L 焼成工程(その1)






写真Kの液卵供給部は、この画像の左側にあります。
液卵供給部から四角い焼成皿に流し込まれた液卵は、
下からのガスの火で焼かれていきます。

並んでいる焼成皿は、マシンの中央(画像の水平方
向)を境にして、手前側の皿は左から右に、奥側の皿
は右から左にゆっくりと流れています。

つまり、焼成皿の列(3つの皿が1セット)が、反時計
回りにゆっくり動いています。



















M 焼成工程(その2)






焼成皿に流し込まれた液卵は、過熱である程度固
まった状態で、焼成皿がひっくり返されて、1つ前を
進んでいる焼成皿の液卵の上に重ねられます。

これを繰り返すことにより、層状を成した厚焼きたま
ごを作ります。

写真の右下にモーターの一部が見えますが、この
モーターにより、焼成皿をひっくり返します。




















N 焼成工程(その3)







写真Mの焼成皿がひっくり返される瞬間の画像です。
モーター部分にある焼成皿の列がひっくり返っている
のが見えます。
(焼成皿の裏側の黒い部分が確認できます)
























O 焼成工程(その4)







焼成皿の列が循環(反時計回り)している様子です。
手前の列は右方向に、奥の列は左方向に向かって
ゆっくり進んでいます。

奥の列の焼成皿は、焼き上がった厚焼きたまごを
既に完成品として送り出した後(この画像の右端に
完成品の出口があります)で、空になっています。





















P 焼成工程(その5)







焼成が完了した完成品出口の直前です。
焼き上がった厚焼きたまごを写真右上に見える3連
のプレス機で軽く押さえて製品の形を整えます。

























Q 焼成工程(その6)







焼成が完了した完成品出口です。
焼き上がった厚焼きたまごが見えます。

写真の中央上にあるのは、空になった焼成皿に食用
油を塗布するための装置です。























R 焼成完成品(その1)







出来上がった「厚焼きたまご」の出口です。
画像の左下に見えるモーターにより焼成皿がひっくり
返って、右側の製品出口に出てきます。

























S 焼成完成品(その2)







焼成が完了した完成品出口です。
次々と完成品がパレットに移されていきます。

出来上がった「厚焼きたまご」は、次に冷却工程に
入ります。























*この続きは、こちらの「フレッズ新工場(その2)」でご覧いただけます。



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