*ハウユニット換算表


ここでは、卵重と濃厚卵白の高さによる「ハウユニット値」の換算表を示します。
先に、ハウユニットの計算式を示しましたが、計算が煩雑なため、通常はこの換算表が用いられています。濃厚卵白の高さを計測するための特別な計測器具があります。


HU値
換算表
濃厚卵白の高さ (mm)
2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 7.0 7.5 8.0 8.5 9.0 9.5 10.0 10.5 11.0
卵重

(g)
50 46 53 59 64 69 73 77 80 84 87 90 92 95 97 99 102 104 106
53 43 51 57 62 67 72 76 79 83 86 89 91 94 96 99 101 103 105
56 41 49 55 61 66 70 75 78 82 85 88 91 93 96 98 100 102 104
59 38 46 53 59 64 69 73 77 81 84 87 90 93 95 97 100 102 104
62 36 44 51 58 63 68 72 76 80 83 86 89 92 94 97 99 101 103
65 33 42 50 56 62 67 71 75 79 82 85 88 91 94 96 98 101 103
68 30 40 48 54 60 65 70 74 78 81 85 88 90 93 95 98 100 102
71 27 37 46 53 59 64 69 73 77 80 84 87 90 92 95 97 99 102
74 24 35 44 51 57 63 68 72 76 80 83 86 89 92 94 97 99 101


*ハウユニット値について
・アメリカ合衆国農務省の規格では、HU値が72以上がAA級(最高級品位)、60〜72未満がA級(高級品位)、31〜60未満がB級(中級品位)、31未満がC級(低級品位)と格付けされており、我が国でもハウユニットを測定した場合、アメリカの基準に合わせて利用している。
・一般にハウユニットの数値が大きい場合、「卵の内部品質が良く、新鮮である」と見なされており、産卵直後ではHU値は90前後を示すが、貯卵日数の経過とともにHU値は低下する。
・HU値が60以上であれば、鮮度については、ほぼ満足されているが、60以下では古い卵とみなされ、テーブルエッグ(家庭の食卓で使用されるたまご)としては敬遠されている。
・消費者が口にする段階でHU値が60以上という卵は、販売店の店頭では70以上でなければならない。



*ハウユニット測定器について
・以下に、ハウユニットを測定するための器具について示す。
(*2003.03.27追加)


@ ハウユニット測定器







従来から用いられているコンパス状の形をした
ハウユニット測定器具です。

測定には、まず殻付きの状態でたまごの重さを
量っておきます。
次に、たまごをガラス板の上に割り、濃厚卵白
部の高さ(厚さ)を測定します。
(器具の上部先端のつまみを回して、中央に下
りている針状の器具先端を、濃厚卵白の上面
に合わせると、値が測定できます)
この両者の値を「ハウユニット換算表」に当ては
めてハウユニット値が求められます。
















A ハウユニット自動測定器







近年開発された「Egg マルチテスタ」という商品
名のハウユニット自動測定装置です。

装置上面の右手前にグレーの小さな皿が見えま
すが、測定は、まずここに殻付きのままの状態で
たまごを置き、重さを計測します。
その後、写真のように引き出し状のテーブルにあ
る大きな皿の上に割卵します。
そして、引き出し状の部分を押し込むと、ハウユ
ニットが自動測定され、パネルの液晶画面に表
示されます。

















*ハウユニット自動測定器(Egg マルチテスタ)




































*卵殻強度計(フォースゲージ)【参考】







卵殻(カラ)の強度を測定するための装置です。
「フォース ゲージ」という製品名のものです。





























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