＊賞味期限のインクジェット印字

・ここでは、パック詰めたまごへの「賞味期限表示」のうち、最新式の方法として注目を浴びている「インクジェット印字」を紹介しています。

・これは、インクジェットによる卵殻（たまごのカラ）への直接印字で、紀州技研工業（株）が開発、製造、販売しています。インクには安全性を考慮した「食品添加物着色製剤」が使用されています。

・このマシンに使用されている可食性インキは、「東洋エフ・シー・シー（株）」（東京都板橋区）が開発したものです。

＊ここに掲載している製品は、平成１２年１０月３日〜７日にかけて東京ビッグサイトで開催された「ＴＯＫＹＯ ＰＡＣＫ ２０００」（東京国際包装展）で「紀州技研工業のブース」に展示されていたものです。

この展示会は、５３０社２，８７６ブースの規模で開催されました。

�@ 小型印字機の全景

小型機の全景です。コンパクトなマシンです。
手前にあるベルトコンベア状の台が印字装置で、
中央の縦に２本ある銀色のバーが印字ヘッドで
す。

印字ヘッドは２列に並んだたまごを同時に印字で
きるように２つあります。

左奥にあるラックには、下段に制御装置が、上段
にインクのタンクが設置してあります。
タンク内のインクは常時、循環しています。

�A 印字中の小型機の様子

印字中の小型機の様子です。
たまごパックの載った緑色の部分がベルトコンベア
になっていて、たまごは写真の左から右に向かって
流れています。

銀色の縦のバーが印字ヘッドで、たまごと同様に２
列あります。印字ヘッドは固定された状態で動かず、
たまごが通るのをセンサーで認識し、インクジェットに
よりインクを吹き付けて印字します。

�B 印字されたたまごの拡大

小型機で印字されたたまごの拡大写真です。
たまごの鈍端（丸い方の先）に「賞味期限」と
いう文字と「年月日」がドット（小さな点）印字
されているのが分かります。

�C 大型印字機の全景

大型印字機の全景です。
小型機より速いスピードで処理できます。
小型機はたまごパックに載せられた状態で
印字しますが、この装置はパック詰め前の
段階で印字します。

�D 大型機の接近写真

大型機を正面から見たところです。
写真中央に印字ヘッドがあります。また、左上に
は操作盤を兼ねたディスプレー画面があります。

�E 大型機のディスプレー画面

ディスプレー画面の接近写真です。
この画面はタッチパネルになっていて、「選択
操作盤」になっています。

ここで、印字する賞味期限の「年月日」やたま
ごの「サイズ」を選択、指定します。

�F 大型機の印字ヘッド部

大型機の印字ヘッド部分の拡大写真です。
たまごは一列になって、写真の左から右に向
かってコンベアで流れています。

中央に縦に付いているのが印字ヘッドの部分
で、ちょうど真下にきたときに「インクジェット方
式」により、たまごの鈍端（丸い方の先）の卵
殻（カラ）上に直接印字します。
（インクジェット方式なので非接触印字です）

＊以下に、各マシンの主な仕様を示します。

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