「さくらＣタイプ」

以下に「（株）後藤孵卵場」（岐阜県岐阜市）が作出（開発）した、ゴトウ交配種「さくらＣタイプ」の特徴および各種経済能力を示す。

（１）「さくらＣ」の概要

・強健で抗病性に優れた交配種。育成期間の短縮と採卵量の向上から、飼料要求率を大幅に改善しました。

・卵は、Ｌ、Ｍサイズ中心で、卵殻色はよく揃った「さくら色」。卵内容質に優れているのが特徴です。

・採卵量は年平均５４．０ｇ、成鶏残存率９５．１％、飼料要求率２．０９、美しい卵殻色の高品質卵。

（２）「さくらＣ」の特徴

・卵殻は美しく、濃いさくら色で、最高品質の「さくらたまご」です。

・産卵率９０％以上が２０週間以上続き、年間産卵率は８６．４％、年間産卵数は３１５．５個であり、ヘンハウス産卵数は３１０．３個です。

・年平均卵重は６３．６ｇで、サイズバランスが良く、Ｍ、Ｌの年間生産割合は７１．９％です。

・年平均採卵量は５５ｇで、５５ｇ以上の採卵が３１週間持続します。

・５０％産卵日令は１４５日と早く、卵重も産卵初期から大きく、後半期の過大卵が少ない鶏種です。

・血斑、肉斑は少なく、ハウユニットも良く、卵黄の大きい卵です。

・成鶏１日１羽当りの飼料摂取量は１１５ｇで、飼料要求率は２．０９です。

・性質が温順で、尻つつき、脱肛の発生が少なく、成鶏時残存率は９５．１％以上です。

・各種鶏病に対する抵抗力があり、寒暑などのストレスに強い鶏です。

＊養鶏の専門用語に関する解説は、こちらをご覧ください。

（３）「さくらＣ」の各種経済能力