＊配合飼料について

・「配合飼料」とは、家畜を飼育するために、その動物に合わせていくつかの原材料を調合してつくられた飼料（餌：エサ）のことをいい、飼料メーカーから多くの製品が出ています。

・この配合飼料を、飼料メーカーの製品に頼らず、自らの経験で自分の農場で開発したものを「自家配合飼料」と呼んでいます。

・ここでは、鶏の育成、産卵などのために使われる「配合飼料」について、その原材料や成分について見ていきます。（＊2001.02.20追加）

成鶏用配合飼料

・ここでは、採卵用の鶏（レイヤー）の成鶏（大人の鶏）に与える「成鶏用配合飼料」の配合割合、原材料、成分、規格などについて示しています。

・ここに示したものは、あくまでも標準的なものであり、鶏の品種や日齢（鶏の年齢のようなもの）、飼育環境により、要求量は変わってきます。

含有する飼料添加物の名称 ： ビタミンＡ、ビタミンＤ、ビタミンＥ、パントテン酸、コリン、葉酸、ビオチン、硫酸鉄、炭酸亜鉛、硫酸銅、炭酸マンガンなど

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＊「飼料添加物」とは、鶏の生命維持、産卵に必要な栄養素のうち、主要原料だけでは不足するビタミン、ミネラル等で、一般にはプレミックス（配合飼料内に予め混入されていること）の形で飼料に添加されます。

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配合飼料に求められる使命は、（１）安定して高い産卵成績が得られること、（２）たまごの品質が良く安定していること、（３）コストが低いこと等であり、このため、鶏用の飼料に限らず、飼料に関する研究、開発は絶えず続けられています。

また、近年では、バイオ活性酵素などを利用した「採卵鶏用 特化型補助飼料」、「家畜用添加材」も研究、開発されています。これらにより、安全で効率のよい「配合飼料」が作られています。

＊「ネッカたまご」で有名な補助飼料「ネッカリッチ」については、こちらに解説しています。（＊2002.12.14追加）

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＊鶏の飼料や飲水に添加する発酵合成バイオ液「バイオ酵素」については、こちらに解説しています。（＊2006.12.03追加、ＥＭＢＣへのリンクは近日中に行う予定です）

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「配合飼料」の原料は、気象条件等の影響により豊作/不作、豊漁/不漁があるため、配合飼料の内容は、その時々の原料情勢に応じて、合理的な設計がなされています。

また、下表のように数種類の飼料を使い分ける場合もあります。

配合飼料の出荷量と価格推移

・ここでは、成鶏用配合飼料の出荷量と価格の推移を見ていきます。（昭和６２年〜平成１４年） ＊育雛用飼料データについて、2003.08.15追記。育雛（いくすう）とは、ヒナを育てること。

＊資料：農林水産省畜産局 流通飼料課「飼料月報」より

（１）配合飼料の出荷量

（２）配合飼料の価格の推移

＊養鶏場で「ホッパータンク」と呼ばれる飼料用タンクに飼料を投入している様子を、こちらでご覧いただけます。

配合・混合飼料の生産状況

・以下に「配合・混合飼料の生産/出荷/在庫状況（２００３年４月分確報）」について示す。（＊養鶏関連の部分のみを抜粋）

・２００３年４月の配合・混合飼料の生産計は、対前年同期比１０１．１％％となっている。

＊資料：農林水産省畜産局 流通飼料課「飼料月報」より （＊2003.08.27追加）

（１） 混合飼料の内訳

・平成１５年４月分確報　【注】平成１２年４月より加熱圧ペン２種混合飼料は、「その他の混合飼料」に含む。

（２） 配合・混合飼料の生産/出荷/在庫状況

・平成１５年４月分確報　【注】養鶏関連のみを抜粋。ただし、「配合飼料計」、「混合飼料計」、「配合・混合飼料合計」、「トウモロコシ」については、養鶏以外（養豚用、乳牛用、肉牛用、その他の家畜/家禽用）の用途分を含む。　＊集計工場数：１９６　（単位：数量 トン、割合 ％）

（３） 配合・混合飼料製品の用途別/出荷先別数量

・平成１５年４月分確報　【注】養鶏関連のみを抜粋。ただし、「配合飼料計」、「混合飼料計」、「配合・混合飼料合計」については、養鶏以外（養豚用、乳牛用、肉牛用、その他の家畜/家禽用）の用途分を含む。（単位：数量 トン）

配合飼料の出荷量

・以下に都道府県別の養鶏用配合飼料出荷量データ（平成１７年）を示します。（資料：農林水産省統計情報部 公表より） ＊2006.07.30追加

＊単位はt（トン）、％　【注】丸付き数字は順位

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